MMDモデル「白雪まりん」配布します
MMDモデル「白雪まりん」を配布します。
DLの際は利用規約に目を通してからお願いします。
パスは利用規約の記事の投稿日(西暦、日付まで)です。
配布ページ↓(サムネは気分で変えるかもしれません)
<2018/10/17>
bowlrollでの配布を終了しました。今後はニコニ立体からのDLをお願いします。
ニコニ立体での配布を開始しました↓
MMD杯ZERO予告動画↓
MMD杯ZERO動画↓
モーフについての補足とか。
・開眼1
目が開きます。1にした時に綺麗になるように調整してあります。
・開眼2
目が開きます。中間の値にした時に綺麗になるようにしてあります。
1まで動かすとちょっと見開き気味になります。
・AL目
目が光ります。そぼろ様制作のエフェクト、AutoLuminasに対応しています。
・Lightoff
目の光具合を抑えます。
AL目を使うだけだと光りすぎてしまうので、こちらのモーフを使ってください。
・腕一部透過
肘あたりの腕が透過します。貫通が気になるときに使ってください。
モデルの利用規約
こちらの記事では制作したMMDオリジナルモデルの利用規約を記載しています。
利用規約は変更される場合があります。
利用規約を全て確認、同意した上でモデルデータをご利用下さい。
モデルデータは予告なく配布の停止・または利用を禁止する場合があります。
バージョンアップの際はTwitterならびにブログでお知らせいたします。
線引きに迷われた際はご相談ください。
<2018/08/29>更新しました。
<2018/09/05>白雪まりんのVRM配布に伴い一部内容を変更しました。
【許可】
・モデルの修正
・モデルの改造
※R-18、R-18G、紳士向けの改造は許可しません。
・古いバージョンのモデルを使用
【禁止】
・商用利用
・公序良俗に反する使用、R-18やエログロに使用
・宗教的・政治的主張などの使用
・過度の暴力表現に使用
・紳士向け動画への使用
・人を貶めるための使用
・製作者を偽る行為
【お願い】
・ウェイトや物理演算の設定が甘いところがあります。
派手に破綻してしまう箇所はうまくごまかしてあげてください。
・モーションの流し込みによる腕や手のめり込みはなるべく直してあげてください。
・何かに使ったら連絡してくださると喜びます。
ニコニコで使用される場合は配布動画のコンテンツツリーへの登録をお願いします。
【連絡先】
Twitter @shiragai_1300
メール shiragai.1300@gmail.com
ブログ https://shiragai.hatenablog.com/
オリジナルMMDモデルを作るよ③~ひとまず完成~
更なる地獄ののセットアップ編とひとまずの完成
・服の作り直し
服のテクスチャを描きましたが諸事情により描きなおしになりました。
理由は厚み付けをした結果こんな形になってしまい、
PMXE上で激しくエッジが破綻するようになったからです。こんな感じ。
で、これをどうにかするために大幅に編集をして……
こんな形にしたのですが、これだけ大幅にメッシュをいじれば当然UVがめちゃくちゃになるのでテクスチャの描きなおしとなりました。計3回服のテクスチャを描きました。めげそう。
エッジとの戦いがまだ続く。
結構無理に糸目にしたので変なエッジが出てしまっているんですね……これはPMX上で頂点を選択→選択頂点→エッジ倍率でどうにかしました。
・モーフの作成
モーフを付けました。楽しい。blenderで作っています。ようやく設定画に合わせて糸目にします。例によってブログでの説明と実際の工程の順序がめちゃくちゃです。
あにまさ式ミクを参考にモーフを入れていきます。
口パク用のモーフを入れたら曲に合わせて口パクしてくれるようになってめっちゃ感激した。ウインクするようになった。開眼モーフも無駄に二種類作ったので適宜使い分けられたらいいなあ。
・腕の見直し
腕の貫通が結構酷かったので腕の服で隠れる部分を別マテリアルにして透明になるようにしました。
・指のボーン位置の見直し
実際PMXエディタ上で動かしてみるとかなり指がひどい……
が、指のボーン位置のせいでした。ボーンがちゃんと指の中心を通るように設定し直したらこの通り、きれいになりました。
・なんか足がぴくぴくする
なんかピクピクガクガクするんですよ。調べてみたところ、ひざのボーン位置の仕業でした。こういうことらしいです。
②のようにしたらちゃんと直りました。
・toonの設定
なんか影の色が暗い……かわいくない……と思っていたのですが、toonに使用する画像を変えることで影の色を変えられるみたいです。
肌色はtoon2にしたら可愛くなりました。それ以外のパーツのtoonは自作してみました。toon2をクリスタで読み込んで色調補正して青い画像を作っています。
それから、エッジの色も見直しています。肌色部分は茶色に、それ以外は青色に。イラストのメイキングでよくある線画の色を変える~みたいな効果を狙っています。
どれだけ変わるかというと、これが↓
こう!感激!
このページがわかりやすかったのでリンクを貼っておきます。
・物理演算との戦い
こちらのブロマガがわかりやすかったです。
それから、講座動画の方で説明したこちらの本。
PさんのためのPMDエディタの本 MikuMikuDanceモデルセットアップ入門
- 作者: でで,かんなP
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/08/22
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
特に上二つのブロマガがめちゃめちゃにわかりやすいです。
このあたりの作業はトランスフォームビューで動きの確認をしながらひたすら数値の調整をする……といった作業が主だったのであんまりブログに書くことがありません。
・仕上げ
表示枠の設定をしたりキャラクターの情報を入れたりといったこまごまとした作業を本を見たりググったりしながらやっていました。
・ひとまず完成!
いろいろまた調整するかもしれませんがひとまず完成!できました!
オリジナルモデル、ひとまず完成しました~~~~~~!!!!!口パクする!かわいい!リボンが揺れる!! モーション→https://t.co/UA2Fbe8PeF pic.twitter.com/PlXo4wx8qa
— シラガイ (@shiragai_1300) 2018年7月1日
これからちゃんとしたお披露目動画とか作っていきたいですね。
動画ができたらまたブログでも紹介すると思います。
・作業を終えて
長かった……とにかく長かった……
モデリングはとっくに終わっているのにいつまでたってもセットアップが終わらず、不具合に次ぐ不具合が発生しなかなかきつかったです。
モデリングの知識に比べ、MMD用モデルセットアップの知識はあんまりネット上にない印象です。個人個人のノウハウの集積はとてもありがたいことに多いのですが、体系だった講座とかは今のところあんまりないのかなあ……やっぱりマシシPの本を買うのが一番手っ取り早いのではないでしょうか。
これから作ったモデルのMMD動画を作る予定なのですが、きっと動画制作の過程でもいろいろと改善点が出てきてやり直し……なんてことがあるんじゃないかと思います。気が遠くなりますが、お披露目動画、今頑張って作っているので楽しみにしていてください。モデルの配布も考えています。
それではここまで読んでくださりありがとうございました。では。
「短時間でざっくり学ぶMMDモデル制作講座」投稿しました
ニコ動にMMDモデル制作についての講座動画を投稿しました。
初歩の初歩みたいな奴です。よかったらどうぞ~
オリジナルMMDモデルを作るよ②
地獄のボーン設定編です。MMDにとりあえずぶち込んでみた結果生まれた不具合の修正など。
・ボーンを作る
作りました。他モデルからの移植などはせず、一から作っています。
前回紹介した「MikuMikuDanceキャラクターモデルメイキング講座」を参考に……というより、ほとんど同じ工程をしています。ただ、本の方では腕捩ボーンや上半身2ボーンも入れていましたが、それらのボーン(準標準ボーンと呼ばれるそうです)はMMD用3Dモデル編集ソフト、PMXエディタのプラグインで簡単に追加できるそうなので今回は入れていません。
入れ終わったぞー。
・ウェイトを塗る
まず大まかにパーツごとに塗り分けたあと、
境目を適当にぼかしていきます。
試しにポーズモードで動かしてみて……
破綻してるな~~って頂点を編集モードで選択して
ここをスライドさせたり直接数値を入れたりしてウェイトを調整していきます
満足がいくまでいじったら体のウェイトの設定は終わりです。
他にもこんなウェイトの付け方も……
編集モードでウェイトを付けたい範囲を選択したら頂点グループから割り当てをクリック。ウェイトペイントで塗るよりも楽にウェイトが付けられます。「削除」をクリックするとウェイトを削除、「選択」をクリックでウェイトの塗られている頂点を選択します。
目ボーンについて。ボーンが両目から飛び出しているような配置をしてしまうと目がその場で回転してしまうっぽいです。
↑これはダメだった配置
↑その場で回転してしまう
↑これは大丈夫だった配置
↑ちゃんと動く!
・とにかく動いている姿が見たい!!!
この時点では服のウェイトペイントが完成していないにも関わらず(※ブログで目ボーンについての解説用に撮った動画では既にウェイトペイントを行っています。実際の工程と前後しています)ちゃんと動いている姿を確認したくなったのでMMDに連れ込んで踊らせてみました。裸です。破綻しています。お気を付けください。
前に適当にMMDに入れたらひどいことになったよ というブログ埋め込み用の動画
— シラガイ (@shiragai_1300) 2018年6月17日
モーション→https://t.co/UA2Fbe8PeF pic.twitter.com/hAqDKPMvga
なんだこれーー!!なんでさ!!!
まずは問題を一つ一つ確認してみましょう。問題はおおまかにわけて
・手足が動かない
・移動しすぎている
・けもみみの中や髪の一部などが真っ黒になっている
・色合いがおかしい
・髪がめちゃくちゃになっている
の5つでしょう。
このうちのひとつ、まずは手足が動かない問題についてですが、これは簡単です。
そう、このモデル、ボーンのリネームが済んでいないのです……!
blenderで左右対称のボーンは○○_L、○○_Rのように命名されるのですが、MMDで動かすには左○○、右○○のように名前を変えないと動いてくれないのです。
ひとつひとつ手動で変えていくのは手間だなあ……
でも大丈夫、便利なプラグインがありました。
こちらのサイトのリネームプラグインを使えばMMD用に簡単にリネームができます。
リネームプラグインをDLしたらファイルを解凍して適当にわかりやすい場所におき、編集→プラグインDLLの直接実行を選択しプラグインを実行。
「Blender用」にチェックを付けて下のタブから「ボーン」を選択し「リネーム実行」をクリック。
するとボーンのリネームができました!
これでとりあえず問題の一つが解決しました。保存して再びMMDで読み込んでみます。
ブログ用 モーション→https://t.co/UA2Fbe8PeF pic.twitter.com/ZXzsjXbkxn
— シラガイ (@shiragai_1300) 2018年6月17日
……とりあえず手足は動くようになりました。
それでは次の問題、移動しすぎていることについて。結論から言うと、モデルが小さすぎました。blenderで単位をメートル法にしてそれに基づいてモデリングしていると、MMD用には小さすぎるサイズになってしまうようです。
ミクさんとの対比。モデルが小さすぎることがよくわかります。これだけ大きさが違うならそりゃダイナミックな動きになってしまう。
それを解決するプラグインがこちら。
リネームプラグインと同様に実行し、変更したい身長を入力して変更をクリック。
今回はけもみみも込みで150cmにしました。保存して、MMDで読み込み、同じモーションを踊らせてみます。
ブログ用② モーション→https://t.co/UA2Fbe8PeF pic.twitter.com/QuOxGY73aK
— シラガイ (@shiragai_1300) 2018年6月17日
なかなかちゃんと踊れているのではないでしょうか、残り三つの問題から目を背ければ……
次の問題です。モデルの一部が真っ黒になっている問題。
これはメッシュの裏側を描画しない設定になっていることが原因でした。
材質→両面描画にチェックをいれれば大丈夫です。
次の問題について。
これは材質(blenderでのマテリアル)の材質色の問題でした。テクスチャを使う場合は材質色をこのように設定するとテクスチャの色味が正しく見えます。
全ての材質で拡散色を1,1,1に、反射色を1,1,1に、環境色を0.5,0.5,0.5にしています。
が、ブログにするにあたり調べ直したところ、この辺りはモデルによって様々なようで……この設定が正しいのかよくわかりません。MMDの動画を作るにあたりなにか不都合がでてくるかもしれません。
とりあえず色の問題は解決しました。また、身長の調整をしたときにエッジも太くなってしまったようなので幅を修正しています。
次、動いたときに髪が歪んでしまう問題です。これに関しては正直原因がよくわかりません。
こんな感じに動いてしまいます。
よくわかりませんが、PMXエディタの方でウェイトを塗りなおしたら解決しました。ちゃんと動きます。
それではMMDで再び読み込んでいきましょう。
ブログ用③ モーション→https://t.co/UA2Fbe8PeF pic.twitter.com/9F9bCx69sw
— シラガイ (@shiragai_1300) 2018年6月17日
わーちゃんと踊る!裸なのが申し訳なくなってくる!
とにかく動作は確認できました。細かいエッジの破綻などありますが追々直しましょう。
・服のウェイトペイントについて
制作当初はこれ↓を参考に体のウェイトを服に転送しようとしていたのですが、うまく転送できなかったので……
一から作り直すことにします。袖部分と足部分についてはなんとかなりそうだたので手動でウェイトをつけましたが、体部分はなかなかうまくいきませんでした。
ウェイトのついたメッシュを複製すると複製されたメッシュにも同じウェイトが付くので、それを利用して新しく服を作ろうと思います。
・服の作り直し
服になりそうな範囲を大まかに選択してShift+Dで複製。
Pでオブジェクトを分離。
Alt+Sで微妙に膨張させて頂点を整えてUV展開してテクスチャを描いて完成です。
ざっくりとBlender上で描いてみました。
今回はここまで。次回に続きます。次は剛体やジョイントの設定をしたい。
オリジナルMMDモデルを作るよ①
オリジナルモデルがいい感じに出来上がってきたので、とりあえず出来たところまでは備忘録を兼ねて工程を書いておこうと思います。また、今回はVRChat向けではなくMMD向けにセットアップしていきたいと思います。
参考にした本などは前回を参照してください。
また、今回新しく参考にしたものとしてこちらの動画シリーズがあります。
blenderのインストール方法から基本操作の説明から人型のモデリングまで、めちゃくちゃ参考になります。三面図まで配布してくれている。全然わからんけどモデリングがしたいぜ!という人は絶対に見た方がいい。
<追記>
本の紹介のし忘れがありました。こちらです。
この本がなければセットアップはできなかったでしょう。
モデリングについての説明はあっさりめですが、ボーンの構造を把握するのに役に立ちました。
MikuMikuDance キャラクターモデルメイキング講座 Pさんが教える3Dモデルの作り方
- 作者: マシシP
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2015/05/14
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
それでは実際の工程について説明します。
スクリーンショットを撮り忘れたりしている箇所もありますがなんとか伝わるように書いていきたい。
目次
・下絵を描く
描きました。クリップスタジオの対称定規を使って左右対称にしています。糸目が好きです。が、開眼差分を絶対に作りたかったのでほとんど開眼状態での作業になります。つらい。
・素体を作る
前回紹介したこれ↓
を参考に素体を作っていきます。細分割曲面を使って大まかな形を作っていきます。あくまでも土台にするだけのつもりなので、細かいところは作り込みません。
それ以外はおおむね本の通りに作っていきます。
こんなのが
こうなって
手を作って
色を付けました。多分この辺りで細分割曲面を適用し、トポロジーを若干整えたりしていたはずです。ブログにして3Dモデルの作り方をわかりやすくまとめるんだ!という気概が段々と失われていったのでこの辺りからはほとんどスクリーンショットがありません。申し訳ない。
・顔を作る
顔はこんな感じです。顔周り(目や口の中など)はわにこ沼地辺境伯さんの動画を参考にしています。
追い目にいまいちなっていないのでは?
・髪、けもみみを作る
完全に当時の作業時の記録がないのですが、完成したものはこんな感じです。
基本的に厚みは付けず、ヘルメットのような形になっています。
こんな感じの二層構造にしました。上手くいくかは知らない。ウェイトペイントで地獄を見そう。
けもみみはこんな感じ。
円錐に切れ込みをいれたような形に厚み付けをしています。耳毛はとげとげの半球状の物体を作り適当に変形させている。
・服を作る
こんな感じ。フリル部分は円を作成→チェッカー選択解除で一つ飛ばしに頂点を選択→頂点を上に伸ばしてとげとげの輪を作る→細分化してなめらかなカーブを作る感じで制作。ここで下絵とデザインを変えています。下絵の通りの形状の手袋を作るのがかなり面倒に思えたためです。
・テクスチャを描く
陰影なしのマテリアルをベイクしたテクスチャにテクスチャペイントで大まかにアタリを付け、クリップスタジオで細かく描き込んでいきます。
UV配置をエクスポートした画像の明度とコントラストを調整し、輝度を透明度に変換して透過させたものを作っておくとガイドになっていい感じ。
実際の作業画面がこちらです。
テクスチャペイントをするとき、画像赤丸で囲んだところをクリックすると選択範囲にだけペイントをすることができてとても便利。
腕、足の筒状のパーツをテクスチャペイントで描き込んでいるときに何故か思った通りの箇所にペイントできない、描いているつもりのちょうど裏側くらいのところに線が引かれる……ということがあったのですが、該当箇所の法線が裏返っていました。気を付けよう。
顔と髪の毛のテクスチャの作業を終え、体のテクスチャを描き始めました。
かわいくなってきましたね。
今回はここまで。モチベーションと進捗が溜まったら次回に続きます。
<追記>
テクスチャが完成しました。が、この後トポロジーを整えたりなんだりでUVが壊れたので描きなおしています。これは描きなおす前の状態です。
次回はボーンの設定とウェイト塗りと服の作り直しと体のテクスチャの描きなおしです。数時間分の作業が急に消えるみたいなトラブルがすぐ起こる。
初心者が美少女をモデリングしてVRChatに持っていくまで
Vtuber、流行ってますね。VRChat、流行ってますね。
私もそんなバーチャルの世界に憧れてモデリングの勉強を始めた一人です。
数か月前からモデリングの勉強を始め、この間ついにオリジナルの人型モデルをVRCに持って行くことができたので、その道のりについて書いていこうと思います。
目次
参考にしたものについて
まずは参考にしたものについて紹介します。3DCGは勉強を始めるにあたりとっかかりが少なく、何から手を付けたらいいかわからない……といった状況に陥りがちだと思います。少しでもお役に立てば幸いです。
まずはこちらの記事を紹介します。
勉強方法についてわかりやすくまとめてくださっています。私も最初にこれを読んで3Dを学ぼうと決意しました。それでは、次はblenderの勉強について説明します。
blenderの勉強
blenderの使い方を学ぶにあたり、まず最初に読んだサイトです。
ここで基本的な操作方法について学びました。
多分二番目くらいに参考にしたサイトです。
基本操作の再確認、それから有名なてんとう虫のチュートリアルをしました。
非常に説明がわかりやすいのが特徴で、右も左もわからなくても書いてある通りに操作していけばてんとう虫が作れます。おすすめです。
日本VTR実験室 初心者のための!作って学ぶBlenderの基礎:①基本操作とBlender紹介-日本VTR実験室-映像会社のスマホアプリ開発部隊
その次に閲覧したサイトです。こちらのサイトではチュートリアルにパンダを作成するのですが、割と説明が初心者にはわかりづらいことが多く、あまりおすすめできないかもしれません。私も途中で挫折しました。そのうちパンダ制作で躓きがちな点についても記事を書きたいと思います。
てんとう虫を作り、パンダで挫折し、ええい私は美少女が作りたいんじゃ!と思い買った本です。内容は基本操作からキャラクターモデリングまで丁寧に説明してくれています。本の通りに進めていけばずん子が作れます。作りました。ただ、モデリングをした後のセッティングについてはあまりページを割いていません。しかし写真が豊富でめちゃくちゃわかりやすいので、初めてのキャラクターモデリングにはおすすめだと思います。
Blender標準テクニック ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG
- 作者: 友
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2017/01/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
一番上で紹介したねこますさんの記事でも触れられていた本です。
正直言ってあまり初心者向けではありません。が、ずん子本とは違う手法でモデリングをしていくのでこんな方法もあったのか!と参考になります。ボーンの設定についても詳しく触れられていますが、Unity向けの設定ではないのでそれについては違うもので勉強しなければいけません。また、今回VRCにアップロードしたモデルはこちらを読みながら作ったモデルです。
Unityについて
https://dotinstall.com/lessons/basic_unity
こちらもねこますさんが紹介していたサイトです。動画でUnityについて学べます。
VRCにアバターをアップするだけならそこまでUnityの知識は要らない……と思います。多分。基本操作を学ぶつもりで言われるがままにやっていきましょう。
Unityについて、と言うよりVRCについてです。オリジナルアバター制作~VRCにアップロードするまでをわかりやすく解説しています。これを読めばだいたい大丈夫です。
blenderで作った人型モデルをUnityに持っていくことについて。わかりやすいです。
モデリングをしよう
やっていきましょう。今回作ったのはこちらのモデルです。
モデリングの勉強については本を読むのが一番早いと思います。
「Blender標準テクニック ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG」をほとんどそのまま作っていますが、服などは一切作っていません。しんどかったからです。耳飾りは作りましたが、うまくUV展開できずテクスチャがぐちゃぐちゃになってしんどくなったので消しました。
ビキニ部分はこのように
ビキニの形になるようにポリゴンを割り、マテリアルを適用しています。
テクスチャについて
まず、髪色についてですが
「Blender標準テクニック ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG」の234pと同様の手順で進めていますがカラーランプノードの色1を変更することでピンク髪にしています。また、本の通りにノードを設定しただけでは髪がテカテカになって可愛くなかったので、UV展開をしベイクをしたあとクリップスタジオで加工をしています。
加工する前のツインテールのテクスチャ↓
加工した後のツインテールのテクスチャ↓
顔や体のテクスチャについても同様にやっていきます。
加工したあとの顔のテクスチャがこちら。
……UV展開がかなりめちゃくちゃなのではないかと思います。目もここで描いていきます。
テクスチャの描き方についてですが、blenderの3Dペイントでだいたいのアタリをつけ、画像を出力し、クリップスタジオで書き込み、再びblenderに戻す……ということを繰り返しています。もっといい方法が他にあれば教えて欲しい。
ボーンを入れよう
ボーンの設定については、うえで紹介したこちらの記事をそのまま実践すれば大丈夫だと思います。
が、作っていた当時の自分は思い至らず、自力でボーンを一から作っていました。作ったボーンがうまくUnityに人型だと認識してもらえなかったり、Unityまで持ってきてからウェイト塗りのミスに気付いたりいろいろ大変でした。一番苦戦したと思います。
試行錯誤の結果このボーンの形ならうまくUnityが言うことをきいてくれることがわかりました。
しんどくなったので手のボーンは作っていません。が、なんかいい感じに動くので多分大丈夫です。
VRChatにアップロードしよう
上に紹介した記事を参考に行いました。テクスチャを読み込ませるあたりで少しまごついたので書いておきます。
まずFBXと描いたテクスチャをUnityに追加します。作ったモデルを左上の窓にドロップしてUnityの大地に立たせたら
AsssetsのMaterialsからそれぞれのパーツのマテリアルを選択し、ShaderをUnit→Textureと選択し、先ほど追加したテクスチャを読み込みます。このようにすればちゃんとテクスチャを読み込んでくれるはずです。
モデルの位置などを調節したりSDKをインポートしたり、とにかく上に紹介した記事の通りにやれば大丈夫です。
よしよし、ボーンに異常はありませんね。ちゃんと緑色だね。
いろいろと大丈夫そうだったのでVRChatSDK→ShowBuiltControlPanelを選んでアップロードします。
するとこんな画面がどこかに出るので
アバターネームを決めたりチェックをつけたりしたら、Uploadをクリック!
しばらくすればUploadが完了して、そしてVRChatを起動すれば……!
うわー!選べるようになってるー!
動けるー!
やりました!VRChatにオリジナルアバターをアップロードできました!
<追記>
極端に露出度の高い格好でうろうろするのは、特別な事情がない限りはやめておきましょう。VRChatは人とのコミュニケーションの場です。TPOを大事にしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。初心者でもこんな感じに勉強してこんな感じのことをすればVRChatにオリジナルのアバターを持って行けるよ、というのが伝われば幸いです。
モデリングをし、セットアップをし、アップロードをするなかでなにより一番大変だったのが情報を調べることでした。
この記事がオリジナルアバターでVRChatを楽しみたい人たちの助けになれば幸いです。