MMDとかでの顔の影をなんとかする(法線をいろいろな方法でいじってみる)
タイトルの通りです。
モデルを作ったものの顔の影の出方がいまいちだったのでどうにかします。
多分法線というものが悪さをしているので、それを調整してみます。
なにやら法線というものの設定次第で、影を自由に操れるようになるらしいのです。
いくつか方法を調べてみたのでそれの解説など。
また、今回MMD上でテストするにあたってこちらのシェーダーを使用させていただいています。
・PMXエディタでいじる
まずはPMXエディタで調整をする方法について。
こちらを参考にやっていきます。
PMXエディタ上で頂点を回転させるだけ、という簡単なやりかた。
調整しやすいようにまつげの材質を絞り込みから表示しないようにしています。
法線を調整したい頂点を選んだら、動(オブジェクト操作)から鏡像モードにチェックを入れ、回転から回転させていきます。
まばたきをするとまぶたに変な影ができていたこのモデルも、
このように改善できました。
お手軽!
・blenderであれやこれやする
blenderで法線を簡単に編集できるようになるアドオンをいれ、法線の変更に対応しているエクスポーターでPMXにする方法です。blenderでできるので、VRMなどにも対応できるのがいい点。こちらの記事を参考にしました。
用意するものは、
smooth Normalというblenderのアドオン↓と
カスタムノーマル対応のblender2pmx。
アドオンをインストールして有効にすると、左側のパネルにノーマルというタブが増えているかと思います。
法線を編集したい部位を選択したら、Activateをクリック。スムーズをクリックすると、陰影の感じがなめらかになっていきます。何度かクリックしてPMXに出力、エディタやMMDなどで陰影がよさげになったら完成です。
他にも法線の向きを表示できたり、頂点ごとに調整したりもできます。全体的にスムーズをかけてから細かく陰影を設定したい箇所は個別に調整していくのがいいかも。
そんな感じで調整したモデルがこちら。
まばたき時の影が調整できました。(顔の変化だけ見たかったので体の材質はちょっとサボっています)
それぞれの影の変化はこんな感じ。
左から何もしていないモデル、PMXエディタのみで調整したモデル、blenderで調整したモデルです。
陰テスト pic.twitter.com/nO0oIg7JLq
— シラガイ (@shiragai_1300) 2018年9月28日
blenderでスムーズかけるのが一番綺麗かな……??
今回の記事は以上となります。
調べてみたら案外簡単にできたので嬉しいです。それでは。
<追記>
まぶたに変な影ができるのは法線のせいもあるけれどそもそもまぶたを閉じたときの造形の問題では?という気がしてきました。
見直してみたらかなり凹んだ形になっていたのでそれを直せばなんとかなるかも……??