オリジナルMMDモデルを作るよ①
オリジナルモデルがいい感じに出来上がってきたので、とりあえず出来たところまでは備忘録を兼ねて工程を書いておこうと思います。また、今回はVRChat向けではなくMMD向けにセットアップしていきたいと思います。
参考にした本などは前回を参照してください。
また、今回新しく参考にしたものとしてこちらの動画シリーズがあります。
blenderのインストール方法から基本操作の説明から人型のモデリングまで、めちゃくちゃ参考になります。三面図まで配布してくれている。全然わからんけどモデリングがしたいぜ!という人は絶対に見た方がいい。
<追記>
本の紹介のし忘れがありました。こちらです。
この本がなければセットアップはできなかったでしょう。
モデリングについての説明はあっさりめですが、ボーンの構造を把握するのに役に立ちました。
MikuMikuDance キャラクターモデルメイキング講座 Pさんが教える3Dモデルの作り方
- 作者: マシシP
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2015/05/14
- メディア: 大型本
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それでは実際の工程について説明します。
スクリーンショットを撮り忘れたりしている箇所もありますがなんとか伝わるように書いていきたい。
目次
・下絵を描く
描きました。クリップスタジオの対称定規を使って左右対称にしています。糸目が好きです。が、開眼差分を絶対に作りたかったのでほとんど開眼状態での作業になります。つらい。
・素体を作る
前回紹介したこれ↓
を参考に素体を作っていきます。細分割曲面を使って大まかな形を作っていきます。あくまでも土台にするだけのつもりなので、細かいところは作り込みません。
それ以外はおおむね本の通りに作っていきます。
こんなのが
こうなって
手を作って
色を付けました。多分この辺りで細分割曲面を適用し、トポロジーを若干整えたりしていたはずです。ブログにして3Dモデルの作り方をわかりやすくまとめるんだ!という気概が段々と失われていったのでこの辺りからはほとんどスクリーンショットがありません。申し訳ない。
・顔を作る
顔はこんな感じです。顔周り(目や口の中など)はわにこ沼地辺境伯さんの動画を参考にしています。
追い目にいまいちなっていないのでは?
・髪、けもみみを作る
完全に当時の作業時の記録がないのですが、完成したものはこんな感じです。
基本的に厚みは付けず、ヘルメットのような形になっています。
こんな感じの二層構造にしました。上手くいくかは知らない。ウェイトペイントで地獄を見そう。
けもみみはこんな感じ。
円錐に切れ込みをいれたような形に厚み付けをしています。耳毛はとげとげの半球状の物体を作り適当に変形させている。
・服を作る
こんな感じ。フリル部分は円を作成→チェッカー選択解除で一つ飛ばしに頂点を選択→頂点を上に伸ばしてとげとげの輪を作る→細分化してなめらかなカーブを作る感じで制作。ここで下絵とデザインを変えています。下絵の通りの形状の手袋を作るのがかなり面倒に思えたためです。
・テクスチャを描く
陰影なしのマテリアルをベイクしたテクスチャにテクスチャペイントで大まかにアタリを付け、クリップスタジオで細かく描き込んでいきます。
UV配置をエクスポートした画像の明度とコントラストを調整し、輝度を透明度に変換して透過させたものを作っておくとガイドになっていい感じ。
実際の作業画面がこちらです。
テクスチャペイントをするとき、画像赤丸で囲んだところをクリックすると選択範囲にだけペイントをすることができてとても便利。
腕、足の筒状のパーツをテクスチャペイントで描き込んでいるときに何故か思った通りの箇所にペイントできない、描いているつもりのちょうど裏側くらいのところに線が引かれる……ということがあったのですが、該当箇所の法線が裏返っていました。気を付けよう。
顔と髪の毛のテクスチャの作業を終え、体のテクスチャを描き始めました。
かわいくなってきましたね。
今回はここまで。モチベーションと進捗が溜まったら次回に続きます。
<追記>
テクスチャが完成しました。が、この後トポロジーを整えたりなんだりでUVが壊れたので描きなおしています。これは描きなおす前の状態です。
次回はボーンの設定とウェイト塗りと服の作り直しと体のテクスチャの描きなおしです。数時間分の作業が急に消えるみたいなトラブルがすぐ起こる。